人生を、耕そう。
やわらかでしっとりとした肥沃な⼤地から
草花が芽⽣え、作物が豊かに実るように。
⼗勝ロイヤルマンガリッツァが
感性にふれ、新しい世界を広げたり、
⼈と、⾃然と、親しみを深めたり。
今を、これからを⽣きる⼈々の、
暮らしを、⼈⽣を、もっと豊かに彩ることを
私たちは願っています。
北海道⼗勝の雄⼤な⾃然のなかで
たっぷりと愛情を注ぎ、
丁寧に育んだいのちの恵みに
どうぞ、ふわりと耕されてください。

世界で唯一、
食べることのできる
国宝と称される豚
十勝ロイヤルマンガリッツァとは?
ハンガリーの国宝に認定されるマンガリッツァ豚は、
約50年前、生産効率の良い品種の普及に伴い
絶滅寸前にまで追い込まれました。
そんな世界的にも希少なマンガリッツァ豚を
アジアで初めて生体輸入し、
北海道十勝の地で繁殖、飼育に成功し生まれたのが
十勝ロイヤルマンガリッツァです。
豚の原種に限りなく近いこともあり、
一般的な三元豚の肥育期間が6ヶ月程度であるのに対し、
1年以上の肥育期間でゆっくりと育つため
成長過程の中で肉が熟成され独自の風味が醸されます。
ハンガリーと緯度の近い十勝で、
伝統的な飼育方法である「自然放牧」で飼育し、
特別な飼料(十勝産の大豆や小麦)で育つ
十勝ロイヤルマンガリッツァは、時間と労力がかかる分、
赤身が濃厚で霜降り率が高いという特徴を持っています。
脂肪の融点は一般的な三元豚に比べて約10℃も低く※、
口の中に入れた瞬間にさらっと溶けるような食感と
不飽和脂肪酸が多く含まれているのも大きな特徴です。
一般的な豚肉は35~40℃とされている。
十勝ロイヤルマンガリッツァの6つの特徴
霜降が多く
とろける口溶け

十勝で自然放牧

自社オリジナルの
配合飼料

濃厚な赤身

専門家が
全面監修

一貫生産
安心・安全

3つの系統
系統ごとの自然交配を行うことで、
3系統を維持しています。
ブロンドマンガリッツァ
3系統の中で、最も原種に近く、性格も野生感が強いといわれています。その反面、非常に子煩悩で優しい一面も持ち合わせています。産子数が少なく、当ファームでは最も希少な系統です。肉質も、性格同様に野性味が強く、存在感のある印象があります。

レッドマンガリッツァ
ブロンド系統と他の古代種を掛け合わせて誕生した品種といわれています。肉質は、独特の芳香があり、赤身に根強い人気があります。

スワローベリーマンガリッツァ
現在は絶滅したといわれるブラック系統とブロンド系統を掛け合わせて誕生した系統です。性格は温厚で、産子数が多いのが特徴です。白身(脂身)のくちどけの良さが特徴で、比較的優しい味わいです。


北海道、十勝の豊かな自然に育まれて
十勝の自然と飼育環境
夏は30℃以上、冬には-20℃以下にもなる
十勝ロイヤルマンガリッツァファームは、
春と秋には心地よい風が吹き、
過ごしやすい日が続きます。
豚を飼育する上で非常に重要で、
肉質の決め手にもなる飲み水には、
十勝の自然がもたらす水(地下水)を
汲み上げて使用しています。
勾配がある広大な敷地を放牧地としており、
豚たちはそこを自由に歩き回ることで、
がっしりとした丈夫な身体を作ります。
また日陰となる樹木や泥浴び場を設けるなど、
より自然に近い飼育環境を整えています。
繁殖、生産から加工、販売まで
自社で一貫して
十勝ロイヤルマンガリッツァは、繁殖、生産から加工、販売までのすべてを自社で行っています。
またマンガリッツァ豚に適した飼養管理体制を整え、防疫対策にも細心の注意を払うなど、徹底した品質管理はもちろん、大学との共同研究を展開することで安心・安全かつ、より高品質な食肉の提供に取り組んでいます。
当ファームで一年を通じて行う自然放牧は、ストレスの緩和と運動不足を解消するとともに、豚本意の行動を可能にすることで、豚の個性や免疫力・抵抗力をいかした飼育を実現します。
また四方を壁で囲う一般的なウインドレス豚舎と比べ、呼吸器系統の病気も蔓延しにくいといわれています。

成長ステージに合わせた
自社オリジナルの
専用飼料を設計・配合
抗菌性物質・有薬飼料を一切使用せず、成長ステージごとに配合割合や内容を変化させています。
例えば、育成期ではトウモロコシ、大豆を主に与え、加熱圧片(あっぺん) したものをさらに粉砕するなど、消化吸収率を考慮した給餌方法を実践しています。
肥育期では、欧米諸国で主に使用される大麦に代わり、十勝で多く栽培される小麦を採用。
また広大な放牧地内で育まれる山菜や梨、土壌中に含まれるミネラルをはじめとした自然飼料も摂取させるなど、栄養管理にも細心の注意を払っています。

惜しみない愛情と
時間をかけて育てた豚だからこそ、
すべてを味わってもらいたい
製品情報
十勝ロイヤルマンガリッツァの精肉は、生体の見た目同様、一般的な豚肉とは大きく異なり、その味わいと食感、赤身と脂身のバランスに誰もが驚くでしょう。
また十勝ロイヤルマンガリッツァは、複雑な味付けを必要としないため、肉本来の澄んだ味わいを生かしたシンプルな調理をはじめ、さまざまな料理にご使用いただくことができます。

肩ロース
十勝ロイヤルマンガリッツァの最上部位。発色が良く、濃厚な赤身。そして、白さが際立つ脂身と、見た目にも美しい肩ロースは、本場ハンガリーでも一番高価な部位として取引されています。
ロース
ロースは脂身と赤身のバランスが最もよい部位です。低温調理を施すことで、ジューシーで柔らかな脂身とクリーミーな赤身の洗練された味わいと食感をお楽しみいただけます。

バラ
赤身と脂身が層を織り成す部位、バラ。十勝ロイヤルマンガリッツァ、最大の特徴でもある濃厚な脂身のとろけるような口溶けを存分に味わうことができます。

ヒレ
脂身の少ないヒレは、十勝ロイヤルマンガリッツァの中でも最も洗練された部位です。キメが細かく、柔らかな食感が特徴的で、ビタミンB1を豊富に含んでいるため非常にヘルシーです。

ラード
十勝の雪のように美しく、真っ白なラード。十勝ロイヤルマンガリッツァの澄んだラードは、しつこさがなく、ハーブやスパイスと組み合わせることで様々な料理に利用することが可能です。

専門家が監修

シェフにとって、
十勝のマンガリッツァ豚は
全てを叶えてくれる
ハンガリー料理界の第一人者であり、
マンガリッツァ豚の取り扱いにも精通したハンガリー人シェフが全面監修。
その厳しいチェックをクリアした
高品質な豚肉だけを、最高の状態でお届けします。
モルドヴァン・ヴィクトル
アジアを起源とした美食の国、ハンガリー出身。 5つ星ホテル「ル・メリディアン・ブダペスト」、ハンガリー共和国駐日大使館などでシェフを歴任。十勝の食材とハンガリー料理を融合させた、新たな美食を築き上げて きました。
オリジナル加工肉ブランド
「十勝を食べる」をコンセプトに2025年からスタートしたオリジナルの加工肉ブランド。
十勝の雄大な大地を走りまわり、できる限り自然な状態で育てたマンガリッツァ。
それぞれの個性を大切にしながら、職人が一つ一つ丁寧に作り上げた至極の一品を、ぜひご自宅でご賞味ください。
素材と真摯に向き合い、
世界に愛される味を追求する
監修 / 食肉加工師伊藤 博和
イタリアで本物のシャルキュトリーに出会って感動して、日本の大手工場でも働いて、効率や管理の大切さも学んだんです。今は「十勝ロイヤルマンガリッツァ」っていう特別な豚と向き合いながら、唯一無二の味を追求してます。ちょっと高いけど、毎日でも食べたくなる、そんな美味しさを目指して「トカチエ」ってブランドをみんなで作ってるんです。ゆくゆくは世界にも届けたいと思ってます。
いとう・ひろかず/29歳でイタリアに渡りサラミ製造を学ぶ。帰国後は大手企業やワインバーで経験を積み、地元帯広にUターン。2018年に丸勝入社後、養豚を経てシャルキュティエとして加工室の監修・責任者に就任。

生産者の思い
ハンガリーの国宝、マンガリッツァ豚の魅力に惹かれ、2013年から夢の実現に向けての取り組みを始めました。そして、2016年に「純血のマンガリッツァ生体をアジアで初めて輸入する」という目標を達成しました。
最高品質を誇る「マンガリッツァ豚」を四季豊かで広大な大地『十勝』の地で飼育方法や環境、飼料、安全管理にまで徹底的ににこだわり抜くことで世界最高品質の豚『十勝ロイヤルマンガリッツァ』の一貫生産にチャレンジしています。
『十勝ロイヤルマンガリッツァ』のストーリーを最高の一皿に。
世界一へのチャレンジを皆さまと共に歩んでいきたいと思います。

Founder’s Profile
梶原一生/Issho Kajiwara
十勝・帯広出身。株式会社 丸勝 専務取締役、株式会社 デスティネーション十勝 取締役を兼務。地元の中学を卒業後、単身ニュージーランドへ留学。 9 年半の年月を学生として過ごしたのち帰国。世界最古の公的な観光促進を行なってきたニュージーランドでの体験を活かし、株式会社 丸勝が運営する十勝ヒルズの立ち上げ、ガーデン運営、商品開発、マーケティングを行う。そして、 2016年、アジアで初めてハンガリーの国宝豚「マンガリッツァ」の純血生体の輸入に成功。「十勝を世界のブランドに」を人生の目標に掲げ、日々、十勝の新たな資源創出に努めている。
あゆみ
| 2012 | 8月よりハンガリー大使館のシェフを務めていたヴィクトルシェフが、 弊社経営レストランのヘッドシェフに就任し、ハンガリーレストラン「Farm Restaurant VIZ」を開業。 前駐日ハンガリー特命大使セルダイユ大使と前在ハンガリー日本大使をお招きしお披露目。 |
| 2013 | 1月、5月の2回に渡りハンガリーを訪問し、トート会長(ハンガリーマンガリッツァ協会MOE)と会談。 会長引率の元、マンガリッツァ農場視察とマンガリッツァの視察。 「マンガリッツァの生体を日本からアジアに広めたいからぜひ協力してほしい」との依頼を受け、 帰国後に農林水産省、ハンガリー大使館と手続きを開始。 |
| 2014 | 日本国内に輸入の実績がないため、書類の提出や過去のマンガリッツア豚の病気等、 多くの懸念事項をクリアし、11月4日に農水省から生体輸入の許可が降りる。 |
| 2015 | 1月、ハンガリーからの輸入を断念し、オランダへ渡航。Royal Mangalitsa協会のバーバラ氏に協力依頼。 8月、アメリカはミシガンのPure Mangalitza協会を訪問。ウィリアム氏と話し合い日本への輸出の協力を得る。 1月~12月半永久的な純血3系統輸入に向け、オランダ内で 1・2世代目のハンガリー血統登録マンガリッツァ母豚、種豚候補の洗い出し。 現地での出産計画を組み、各農家で生産計画に合う血統の出産を行い、母豚、種豚候補を選別。 |
| 2016 | 6月、輸入するマンガリッツァ豚の子豚を確認し最終的な必要書類と契約書の確認をしにオランダ渡航。 7月22日オランダ経由で3系統同時生体輸入(全25頭)。 |
| 2017 | マンガリッツァ豚の繁殖に成功。47頭が誕生。 |
| 2018 | 7月、十勝ロイヤルマンガリッツァが初出荷を迎える。 |
| 2019 | 本格的な精肉の販売開始。 加熱加工品の開発開始。 |
| 2020 | 7月加熱加工品の本格販売を開始。 10月自社オンラインショップを開設。 |
| 2021 | 4月「農場HACCP認証」を取得。 8月日本航空国内線ファーストクラス機内食に採用される。 |
| 2022 | 11月マンガリッツァ豚血統登録機関「MBOAR」に加盟。 |
| 2023 | 非加熱製品構想を開始。 |
| 2024 | 7月幕別町の給食にソーセージの供給。 12月シンガポールとマカオに輸出を開始。 |
企業情報
| 名 称 | 株式会社 丸勝 |
| 本 社 | 北海道帯広市西25条南1丁目1番地 |
| 創 立 | 1953年(昭和28年)9月 |
| 設 立 | 1954年(昭和29年)10月 |
| 資本金 | 5,100万円 |
| 代表者 | 梶原雅仁 |
| 従業員数 | 120名(グループ全体) |
| 事業内容 | 1. 小豆、大手亡、金時、その他豆類、国産・輸入大豆、その他雑穀の仕入販売 2. 醸造用小麦の販売 3. 飼料の製造・販売 4. 肥料の製造・販売 5. 農産物全般の販売 6. 農産物の試験栽培 7. 生産資材の輸入販売 8. 食品製造販売 9. 十勝ヒルズ運営 10. 十勝ロイヤルマンガリッツァ豚の繁殖・肥育 11. 十勝ロイヤルマンガリッツァ豚 販売 12. 十勝ロイヤルマンガリッツァ豚 加工・販売 13. Garden Cafe NIWAKARAの運営 |
| 関連会社 | (株) 梶原倉庫 (有) 日昇 ミノルコーポレーション (株) 丸勝ホールディングス |
| 取引銀行 | 北海道銀行帯広支店、帯広信用金庫、北陸銀行帯広支店、 商工中金帯広支店、日本政策金融公庫釧路支店 |
事業指針
私たちは最高の十勝ロイヤルマンガリッツァを送り出すために
4つの価値観と12個の指針を大切にしています








